夏生恒先生の作品の背徳の月。
神に仕える聖職者アシュレイのことを深く愛してしまった満月は
アシュレイを破滅の道へ引きずり込むことがわかっていながらも
愛することを止めることができずにアシュレイと抱き合ってしまいました。
一度だけだと思っていた関係でしたが一度知ってしまうと
どうしても次を求めてしまう気持ちが抑えられなくなってしまい
姿を見ると止められなくなってしまう満月。
そんなときアシュレイが聖職者を辞めようとしていることを知り
彼から大切なものを奪ってしまったことにショックを受けた満月は
アシュレイとは今後一切会わないと決めて・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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背徳の月のあらすじは？
街の神父アシュレイに恋をした満月はいけないと思いながらも
アシュレイと体を重ねる関係になってしまいました。
一度だけのつもりがアシュレイを知るとどんどん次が欲しいと
欲深くなってしまう満月にアシュレイは満月と
一緒に生きたいと思うようになり神父を辞めることを伝えます。
しかしそれを聞いた満月はアシュレイとは今後一切
会わないと伝えてアシュレイの元を去ってしまうのです。
背徳の月
連絡先すら知らないアシュレイは消えてしまった満月のことが
どうしても忘れられなくて思い出す暇もないくらいに働きます。
そんなときちょうど近くの神社でお祭りの前夜祭に誘われて行くと
偶然にも巫女として舞を踊る満月を発見してしまい・・・。
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背徳の月のネタバレとその後の展開は？
満月が神社の三姉妹の長女であり神に仕える身であることを
知ってしまったアシュレイはとても悩みました。
そんなとき満月の妹たちを偶然発見し満月が
家の倉庫に立てこもってしまい出てこないことを知り
いても経ってもいられなかったアシュレイは
妹たちに満月の元へと案内してもらうのです。
一方、大神様の機嫌を損ねてしまい祭りの日に
雨を降らしたことが満月の恋のせいだと父親に漏らし
自ら家の蔵に立てこもってしまった満月は恋の相手が
アシュレイだということを一切口にしませんでした。
アシュレイに迷惑をかけてしまったら・・・
もうアシュレイとは絶対に会わない・・・。
そう思っての行動だったのですが差し入れに来た妹たちの
サプライズで見事に決心を打ち砕かれてしまうのです。
背徳の月
久しぶりに会うアシュレイの姿に
言葉とは裏腹に気持ちが先立ってしまう満月。
そしてそれはアシュレイも同じで二人は蔵の中で
愛し合うのですがそこへ満月の父親が現れて・・・。
親の留守中に男を連れ込んだとして父親の逆鱗に
触れてしまった満月とアシュレイは引き離されてしまい
満月は別の蔵へ閉じ込められてしまうのです。
どうしても認めてもらいたいアシュレイは何度も満月の父親に
許しを請うのですが父親には受け入れてもらえません。
そんなある日、大雪で満月の閉じ込められた蔵が潰れてしまい
中にいる満月の安否がわからなくなってしまって――・・・。
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背徳の月の感想は？
神父と巫女の聖職者同士の背徳の恋愛ですが
とても切ないものでした。
神様の怒りに触れてしまい過酷な運命を
背負わされてしまった・・・のかはわかりませんが
聖職者同士の恋愛というものは大変なようです。
しかしこの作品のとても切ないシーンは個人的に蔵の前で
アシュレイと満月が想いを打ち解けあうシーンだと思ったのですが
そこに姉妹が真っ赤な顔をして
悲鳴をあげているせいで全く感動しないという・・・。
個人的にはとても印象に残って好きなシーンなのですが
そこだけシリアス感のない複雑なシーンになっていました。
背徳の月
それ以外は本当に切なくてシリアスなシーンばかりなのですが・・・。
そんな二人ですが見事に試練を乗り越えて
一緒に生涯を歩むことができるのでしょうか。
またこの作品には短編で一作「恋結び」という作品も入っているのですが
そちらのほうもとても切ない話なので是非あわせて読んでみてください。
禁断の恋愛に胸が高鳴ることは間違いないです。
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