憂鬱な朝のネタバレと感想!無料試し読みやあらすじもあり


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日高ショーコ先生の作品の憂鬱な朝。

 

母が死に父が死に久世暁人は十歳にして
子爵家当主の座を継ぐこととなります。

 

何も知らない幼い少年は父の遺言を元に桂木と呼ばれる
使用人にすべてを頼ることになりますが・・・。

 

優秀だけれどどこまでも冷めた目で
自分を見つめる彼の真意とは一体――。

 

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憂鬱な朝のあらすじは?

 

病弱な母親と共に何も知らずに本邸から離れた
鎌倉に住んでいた十歳になったばかりの久世暁人。

 

しかし母の後を追うように相次いで
現当主である父が他界してしまった彼は
有無を言わさず久世家の当主となることになります。

 

これまで住んでいた鎌倉を離れ久世子爵本邸にきた暁人。

 

彼は父親が死ぬ間際に言い残した
この言葉を胸にこの屋敷へとやってきました。

 

「お前には桂木を残してある、桂木の言うことを聞きなさい」

 

桂木を父のように慕っても良いのかと考える暁人
しかし本邸で初めて出会ったその彼は
暁人の想像よりもずっと若い年の男でした。

 

憂鬱な朝
憂鬱な朝

 

父も母も結局自分には
何も教えてくれないまま死んでしまった・・・。

 

まだ幼い暁人には知らないことが多すぎて
なにがわからないのかもわかりません。

 

父親が残したといった桂木という男。

 

自分にはもう彼しか頼る人がいないのだと暁人は考えます。

 

彼の働きぶりは父親が全てを任せておけばよいというだけあって
社交界でも一目置かれるほど優秀な人物でした。

 

しかし暁人は次第に気づいてしまうのです。

 

桂木が自分を見る目は酷く冷たいことに
自分は彼に憎まれているのではないかということに・・・。

 

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憂鬱な朝のネタバレとその後の展開は?

 

父親が桂木家から引き取った父の遺言で
久世家におけるすべての権限を与えられています。

 

そして自分に対して恐ろしく冷たい目を向けてくることがあり
とても厳しく察してくるのです。

 

暁人が桂木に対して知っていることはごく僅かで
そしてそれは彼が成長していっても変わりません。

 

しかし成長するにつれ桂木がなにをやろうとしているのか
そのためにどんな真似をしているのかということは
暁人にもわかるようになっていきました。

 

彼は久世家の爵位を一代で上げようとしており
そのために男妾や男娼のような真似事までしているのです。

 

自分はそんなことを望んでいないと
暁人は訴えるも彼は聞き入れません。

 

それは桂木が暁人のためではなく
あくまで久世家のために動いているからでした。

 

自分の主人は先代一人だと暁人に面と向かって
告げてきたことからもそのことは明白でした。

 

憂鬱な朝
憂鬱な朝

 

周囲にどんなに嫌われても憎まれても
ただ桂木に応えるために耐えてきた暁人。

 

しかし彼は暁人を主人として認めておらず
彼の焦燥は年を重ねるごとに増していきます。

 

しきりに繰り返される先代に似ていないという言葉。

 

桂木に認められるためにこれまで行動してきたものの
彼の生い立ちを知り桂木が自分を認めることは
一生ないと悟った暁人はついに強行手段にでます。

 

死んだ父親にはもうできずに自分にはできること・・・。

 

久世の家を桂木に渡すという提案を持ち出し
暁人は桂木と取引の名目でその日はじめて
彼と身体を重ねることとなります。

 

しかしそれは暁人がいつかなりたいと思い描いていた
桂木との関係とは全く異なるものでした。

 

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憂鬱な朝の感想は?

 

所謂執事もの(主人×執事)ですが
かなりどっしりと重厚感があるタイプの作品です。

 

表紙からも雰囲気は伝わるんじゃないでしょうか。

 

主人公の暁人が10歳の頃から物語がはじまるため
序盤はこれはどっちが受けになるんだ?
といまいちはっきりわかりませんでした。

 

めちゃくちゃ美少年なんですよ攻めの幼少期が・・・。

 

しかし成長するにつれ暁人は見目は整っているものの
完全に「男」な雰囲気になっていきます。

 

憂鬱な朝
憂鬱な朝

 

対する執事の桂木は当初はオールバックにまとめ上げていた
髪の毛を下ろすようになったこともあり
逆に若く中性的な雰囲気に見えるように・・・
この時点で色々察しました。(笑)

 

世界観がかなりしっかりしてるが故にやや難しい描写もあり
また文字も結構多い印象です。

 

エッチ描写よりもストーリー重視という感じなので
世界観も相まってちょっと難しく感じる方も多いかもしれません。

 

ライトな雰囲気な漫画ではないですがじっくり読む
ボーイズラブ漫画が好きな方には是非読んでほしい作品です。

 

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