鎌倉敦史先生と昭伶先生の作品の無職強制収容所。
今から６年前の２０２２年
突如として制定された法案、非労働者再生法。
この法案は６か月を超えて一定の収入を持たない者に
強制的にリライト処置を受けさせるというもの。
エリートである自分には無縁の法案だと考えていた
上条達也ですがいきなり会社を解雇されてしまい・・・。
再生施設行きかと思われたものの
達也が連れていかれたのは無職強制収容所で・・・！？
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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無職強制収容所のあらすじは？
上条達也は自分が勤める外資系投資会社の
トップチームに所属しているエリート。
達也がトップチームに所属しているのは
入社２年目で全社トップの成績をおさめた
実績を買われてのことです。
しかし実績を買われた者が所属することを許される筈の
トップチームに入社１か月で入ってきた社員がいます。
その社員の名前は高木純也。
無職強制収容所
同僚から高木は通常とは違うリライト処置を受けた再生者で
もしかしたら達也の社内でのポジションを
奪おうとしているのではないかと忠告されますが・・・。
彼女も地位も持っている達也ですが
高木の登場で達也の立場はどう変わっていくのか。
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無職強制収容所のネタバレとその後の展開は？
非労働者再生法など自分には無縁のものだと
そう考えていた達也ですが高木にはめられ
会社をくびになってしまいます。
能力のある自分はすぐに次の仕事を見つけられる
そう自分を過大評価していた達也。
ですが前の会社を辞める際に起こした暴力沙汰が原因で
再就職することが出来ず６か月が経過してしまいます。
自分はリライト処置を受けさせられると
そう思っていた達也でしたが
無職強制収容所に行くことを強要されて・・・。
達也は収容所に行きますが
労働者再生機構保安局員となるための
訓練が待っていました。
労働者再生機構保安局員とは
再生者の護送業務を実施する者のことをいうらしく
不測の事態があったときに対処するため
戦闘能力を身につけろとの指示。
逃げ出すものや歯向かうものには死あるのみ
入隊初日にして訓練隊員の手にかけられ３名の死者が・・・。
無職強制収容所
その後、収容所に送られた者たちは皆
洗脳をするための薬の服用と
戦闘訓練による啓発が行われる日々。
ほとんどのものが薬によって洗脳され
自我を保つことが出来ない中で達也と
その他４名が洗脳を免れていました。
その４名とは真渕準・安西沙也・早川ショウとその他１名。
その中の１人、早川ショウは１３歳で両親を殺し
逃走期間の２年間で７人を殺したサイコキラー。
早川ショウを除いた３名と親交を深める達也ですが
今行われている訓練に疑問を持っていました。
なぜ再生者を護送するだけに
人殺しの訓練をさせられているのか・・・。
真渕準も自分と同じ考えであることが分かり
収容所から脱出することにした達也達４名ですが・・・。
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無職強制収容所の感想は？
本作を読んで現実にこんな非労働者再生法のような
法案があったらと思うとゾッとしました。
リライト処置をうけるということは今までの自分を
すべて否定されることでもあり今まで大切にしてくれた
家族への裏切りでもあると感じました。
リライト処置されたものは労働意欲が高く
高度な専門知識を持った
いわばロボットのような存在になってしまいます。
リライト処置をされた人は
その後幸せなのかなと疑問に思いました。
無職強制収容所
達也のようなエリートが１人の後輩にはめられたことによって
転落していく姿をみて人生何があるか分からないなと感じました。
また達也達が強制的に行わされている
戦闘訓練と洗脳する為の薬の服用は
本当は何の為に実施されているのか気になりましたし
非人道的な訓練の数々に腹が立ちました。
達也たちが無事に収容所を抜け出せることを祈るばかりです。
今後、サイコキラーである早川ショウを
強制収容所に連れてきた意図についても
分かってくると思いますので今後の展開に期待です。
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