青山りさ先生の作品の恋におちたら。
ＯＬの傍ら週末だけ喫茶店でバイトをしていた玲子は
毎週土曜日に窓辺の席でコーヒーを飲んでいる
身なりの良い男性、高階のことが気になっていました。
あるとき高階にコーヒーを持っていこうとした玲子は
手元が狂ってしまい高階のスーツにしみを付けてしまいます。
玲子の給料では弁償しきれない金額のスーツを
汚してしまい途方にくれる玲子でしたが
新しいスーツを買いに行くため見立てて欲しいという
高階の要望により玲子は高階と一緒に
場違いな高級ブランドのお店に行くことになって・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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恋におちたらのあらすじは？
都心から少し離れた場所にある喫茶店で
週末だけアルバイトをしていたＯＬの玲子。
毎週土曜日に窓辺の席でコーヒーを飲む
服装からしてとても良いご子息の男性
高階のことが気になって仕方ありませんでした。
その日も高階はいつもの席に座っていて玲子は
高階の注文したエスプレッソを席まで運んでいたのですが
手を滑らせてしまいスーツを汚してしまったのです。
恋におちたら
汚してしまったスーツの代わりに一緒に
新しいスーツを見立てて欲しいと言われてしまい
断ることが出来なかった玲子は自分には場違いな
高級ブランドの店に足を踏み入れるのですが
結局見ているだけで何も出来ないままに・・・。
無事に新しいスーツを購入し目的も果たしたので
玲子が帰ろうとすると高階は玲子を返す気がないらしく
玲子をベッドの上まで運んで
体でスーツ代を払うように要求してきて――！！
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恋におちたらのネタバレとその後の展開は？
あまりにも自分勝手なものの言い方に玲子は思わず
高階の頬を叩いて借金をしてスーツ代金を
支払ったほうがマシだと言い高階を拒絶するのです。
今まで自分に足を開かなかった女性を
見たことがなかった高階はそんな玲子に興味を持ったのか
相変わらず店に通ってあろうことか話をしたかったという理由で
仕事帰りの玲子をわざわざ待っていたのです。
今まで家柄に興味をもたれて
お付き合いした女性ばかりだった高階にとって
家柄ではなく自分自身を見てくれる
玲子は珍しい人だったようで
玲子はそんな高階に家柄とか関係なく
好きになりたいと言います。
そしてなぜかその日から高階は
店に通ってこなくなってしまったのです。
高階が姿を見せなくなって一ヶ月。
恋におちたら
玲子はあの日高階のした行動はただの
気まぐれだったのではないかと不安になっていました。
そして高階のことばかり考えていた玲子は
上の空で仕事をしていたせいで
再びお客様に飲み物を零してしまうのです。
弁償しろと怒鳴る男性に頭を下げる玲子でしたが
突然現れた高階が男性に現金を手渡し玲子を連れ出したのです。
そして親の用意した縁談を断り説得してきたのだと玲子に告げ
スーツのポケットの中から婚約指輪を手渡してきたのです。
断る理由もなく玲子は高階のプロポーズを受け入れ
二人は結ばれることが出来たのでした。
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恋におちたらの感想は？
本作は全７作品が収録されたとってもボリュームがあり
短編集ですがどの作品もしっかりとした構成で成り立っているので
とても読みやすい作品になっています。
若干、恋愛漫画という王道のパターンがあることを除けば
どのお話しもキャラクターがしっかりとしているので
とても読みやすい印象がありました。
特におすすめなのが玲子と高階の恋のお話なのですが
はっきりとした物言いの玲子に高階が恋に落ちる瞬間が
とても分かりやすくて私はとても好きな作品でした。
家柄を気にしないで結婚に踏み切れる
男性というのはとても素敵です。
恋におちたら
しかしちょっと疑問に思ったのは
プロポーズまでの時間がとっても早いこと。
恋愛に慎重になっていたのならもう少し
玲子の性格などをしっかりと見極めたうえでの
結婚のほうが良かったのではないかとも・・・。
作中、性的なシーンがありますので
苦手な方にはおすすめは出来ません。
ですが特にグロテスクな表現はありませんので
気にならない方にはとてもおすすめの作品ですので
興味のある方は是非読んでみてください。
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