緑川ゆき先生の作品の夏目友人帳。
妖(あやかし)を見ることができる高校生・夏目貴志は
祖母の遺した友人帳を手に入れます。
友人帳に書かれていたのは祖母が奪った妖たちの名前。
ニャンコ先生こと斑(まだら)を用心棒に名前を返していく夏目。
名前を返す度に祖母と妖たちの絆を垣間見る夏目は
少しずつ妖に親しみを覚えていきます。
妖たちもまた夏目と出会うことで人間を知っていき――。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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夏目友人帳のあらすじは?
幼い頃に両親を亡くした主人公の夏目貴志は
妖(あやかし)を見る能力に長けています。
妖とは人ならざるものいわゆる妖怪の類。
人間と妖の区別がつかないほどの
強い能力を持っている夏目は周囲から気味悪がられ
親戚の家にも長居できずたらい回しにされてきました。
夏目の境遇を不憫に思った藤原夫妻は
彼を引き取り家族として受け入れてくれます。
高校に友達もでき、ようやく安息の地を
得られたと思ったのもつかの間のこと。
妖に追いかけられている途中、祠の注連縄を切ってしまった夏目は
祠に封印されていた妖・斑と出会います。
![夏目友人帳](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/HSS22860.jpg)
夏目友人帳
斑は一見招き猫のような姿をしていますが
正体は大きな獣の姿をした妖です。
夏目を見て「おまえ、レイコじゃないか?」と言う斑。
レイコとは夏目の祖母の名前。
夏目と同じく妖を見ることができたレイコは周囲から孤立していて
次第に妖ばかりを相手にするようになりました。
レイコは妖と勝負をし負かした妖たちの名前を奪い
奪った名前を綴った帳面こそが「友人帳」。
夏目は祖母の遺品の中から友人帳を見つけます。
祖母が奪った名前を妖たちに返すことを決意した夏目は
斑ことニャンコ先生を用心棒に
名前を取り戻しに来る妖たちを待ち受けます。
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夏目友人帳のネタバレとその後の展開は?
友人帳に綴られた名前を返して貰うため夏目を襲った一つ目の妖。
名前を返すためには名前を奪った張本人である
レイコの血縁者の唾液と息が必要です。
夏目は妖の名前が書かれた紙を口にくわえ
息を吹いて妖に名前を返します。
妖の名前はひしがき。
その瞬間、夏目の中にレイコと
ひしがきの出会いの記憶が流れ込んできます。
レイコと勝負をし負けたひしがきは紙に名前を書きます。
その名前を見て「あなた、きれいな名前なのね」と言うレイコ。
![夏目友人帳](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/HSS22860.jpg)
夏目友人帳
名前を呼んだら飛んできてと言うレイコの願いを叶えるため
ひしがきは名前を呼ばれるのを待ち続けました。
ところが待てど暮らせど名前を呼ばれることはありません。
寂しさのあまりひしがきは恨みを募らせて夏目を襲ったのでした。
夏目に名前を返してもらいレイコとひしがきの
主従関係は断ち切られましたが、ひしがきは最後まで
レイコが寂しくないか一人ぼっちにならないかと案じています。
見た目がどんなに恐ろしくても正体は友人想いの優しい妖怪だったのです。
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夏目友人帳の感想は?
読み始めたときは無色透明な作品というイメージでした。
物静かな感じの主人公と穏やかな田舎町の風景ばかりが印象的でしたが
話が進むにつれて作品に色がついていきます。
個性的な妖怪たちが夏目の世界を彩ります。
そのうちに人間の友達や同じようにあやかしを見ることのできる
仲間が増えていき夏目は妖にも人間にも心を開いていきます。
![夏目友人帳](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/HSS22860.jpg)
夏目友人帳
また夏目を引き取ってくれた藤原夫妻と夏目は
十分な時間をかけて親睦を深めていきます。
関係の進展に無理がなく肩の力を抜いて読める作品で
連載初期はほとんどが一話完結なので読みやすいと思います。
作品のマスコットキャラクターでもあるニャンコ先生は見た目はかわいく
性格は不遜ですがどこか憎めない作品屈指の人気キャラクターです。
アニメ化に伴ってグッズ展開もたくさんされています。
アニメ夏目友人帳の新シリーズ「夏目友人帳 伍」も放送され楽しみです。
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